シルク

家蚕(カイコ)の桑の葉を食べて育つシルクは、強く、自然由来のオーガニックな繊維です。これは人類が最初に布を作るために使った繊維でもあります。シルクは体温を調節し、綿の約8倍の速さで乾きます。生産されるシルクのほとんどは雨水によって育てられています。カイコの餌となる桑の木は、大気中の二酸化炭素を吸収し、綿よりも少ない水で育ちます。合成繊維と違い、シルクには過酷な加工が必要なく、石けん、炭酸ソーダ、水で洗うだけで十分です。シルクの生産における副産物も活用されており、蛹(さなぎ)は人が食用にしたり、家畜の飼料として使用されたりします。また、セリシンは化粧品や医薬品に利用されます。タンパク質とアミノ酸を豊富に含んでいるため、皮膚や髪の保湿にも役立ちます。さらに、シルクは低アレルゲン性で抗菌性もあります。

私たちのシルクは中国の養蚕農家から仕入れています。私たちの生地サプライヤーは、これらの農家と長期的な関係を築いており、定期的に訪問しています。シルクに関わる地域のコミュニティでは、持続可能な循環が形成されており、シルクの廃棄物は近くの池で飼育されている魚の餌として使われ、その池の泥は桑の木の肥料として再利用されます。そしてその桑の葉が再び蚕の餌になります。
シルクの製造工程は手間がかかり、細部への注意が求められる繊細な作業です。養蚕業は昔から農村地域の人々を雇用しており、収入の多くが農家に還元されています。また、シルクづくりは「人類の無形文化遺産」としても認められています。

詳細については、私たちの生産ページをご覧ください。

 

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